利益相反管理方針
1.基本方針
当社は、お客様の利益を最優先に考え、業務遂行において利益相反の可能性がある取引について、適切な管理体制と具体的な対応策を講じることで、お客様の利益が不当に害されることのないよう努めます。
2.利益相反の定義
利益相反とは、当社(当社役職員)が、自己または第三者の利益を優先することで、お客様の利益が損なわれる可能性のある状況を指します。
3.利益相反の類型と具体例
| 類型 | 具体例 |
|---|---|
| 自社と顧客の利害対立 | 修理費用を過剰に見積もり、保険金請求額を増加させる行為 |
| 顧客同士の利害対立 | 同一車種の販売において、複数顧客に対して不公平な条件提示をする行為 |
| 情報の不適切利用 | 顧客情報を第三者に提供し、営業活動に利用する行為 |
4.利益相反の管理方法と具体的取り組み
(1)利益相反の事前検知(業務フローにチェックポイントを設置)
- 事故入庫時の現状写真を撮影し、保管する(車両全周、ナンバープレートが写るように)。
- 修理見積り作成時に、工場長による最終チェックを実施する。
(2)顧客への情報開示と同意取得
- サービスフロントから修理内容、費用、保険対応の有無などを説明・確認し、書面を交付する。
- 顧客の署名を取得し、同意を明確化する(書類は5年間保管する)。
(3)教育・研修の実施
- 年1回以上の利益相反管理研修を実施する。
- 新入社員には入社時研修での必須項目として導入する。
(4)外部通報窓口の設置
- 不正や利益相反の疑いがある場合に、外部通報窓口を通じて報告を受け付け、適切に調査・対応する。
5.管理体制と方針見直し
利益相反管理責任者(コンプライアンス担当)を設置し、定期的に業務監査を実施して利益相反の有無を確認します。必要に応じて業務改善提案を行います。
年1回の方針見直しを実施し、法令改正、業務変更、顧客ニーズの変化に応じて柔軟に対応します。
株式会社 サン・モトーレン
代表取締役社長 関戸 秀夫